フルハーネスは手順通りに密着させて初めて命を守る道具となるが、現場での誤装着を防ぐのは作業員の注意ではなく、相互確認を必須とする「組織の仕組み」である。 4

緩んだフルハーネス安全帯は「凶器」に変わる。命を繋ぐ正しい装着手順と、抜け落ちる現場の構造的欠陥
2メートル以上の高所作業でフルハーネスの着用が義務化されたが、現場では「とりあえず着けているだけ」の極めて危険な状態が散見される。正しい手順で隙間なく密着させなければ、落下時の衝撃で内臓や首に致命傷を負いかねない。本記事では命を守る5つの装着手順を解説するとともに、エラーを個人の不注意で終わらせない「安全管理の仕組み作り」について問う。