フルハーネス安全帯は万能ではなく、緻密に計算された「高さ」の条件が揃わなければ、作業員を地面に叩きつける凶器に変わる。

「フルハーネス安全帯=絶対安全」の罠。6.75mの壁を知らない現場が人を殺す
「とりあえずフルハーネス安全帯を着ければ安全」という思考停止が、低所での激突死(底突き)を生む。6.75mという基準は、落下時の衝撃と器具の伸びを計算した「死を避けるための最低限の余白」である。作業員の注意に依存するのではなく、作業環境の高さに応じた適切な器具の選定を「組織の仕組み」として組み込む必要がある。