研削といしの試運転は砥石の破壊テストであり、作業員が飛散方向に立ってしまう現場構造自体が根本的な設計ミスである。

といしを「3分間空転させた」は正しい。ではその時間、あなたはどこに立っていたか。
研削といしの「3分間空転」は現場で確実に実施されている。しかし、その3分間に砥石の正面で回転を見守る作業員が後を絶たない。この時間は内部欠陥や取付不良による破損が最も起きやすい「破壊テスト」の時間だ。問題は作業員の不注意ではなく、危険な位置に立たせてしまう環境設計と、手順の意味を伝えない教育システムにある。安全は個人の注意力ではなく、物理的に事故が起きない構造で守るものだ。