手動操作が介在する床下格納式リフターの事故は、作業者の不注意ではなく、注意力に依存した作業設計そのものが原因である。

床下格納式テールゲートリフターの罠。指挟み事故は「不注意」ではなく仕組みの欠陥だ。
後部扉が自由に開閉でき、ドックへの接車も容易な「床下格納式」のテールゲートリフター。その圧倒的な利便性の裏には、展開・格納時の「手動による折りたたみ工程」というリスクが潜んでいます。「指を挟まないように注意しろ」という声掛けは、安全対策ではありません。人の注意力に頼るのではなく、構造とルールで事故を防ぐ組織的なアプローチについて解説します。