砥石は縦方向に強く、横方向には弱い非対称な工具であることを解説。
研削といしを壁に立てかけて保管していないか。砥石は上からの荷重には強い一方で、横からのわずかな衝撃で割れるほど脆い。にもかかわらず、多くの現場では「置き場がないから」という理由で立てかけ保管が常態化している。さらに危険なのは、横方向の衝撃で生じた内部クラックは外観確認では発見できないことだ。これは作業者の不注意ではなく、砥石の性質を前提にしていない保管構造の問題である。砥石は「硬い工具」ではなく、破壊を前提に設計された道具だという認識から、保管方法を組織として設計し直す必要がある。