安全教育の伝わりやすさは、講師の話し方だけでなくスライドの構成で大きく決まります。
スライドが分かりにくいと、どれだけ丁寧に話しても受講者の理解は進みません。
本記事では、受講者に伝わるスライド作りのポイントを整理します。
1.スライドは「話の地図」になる
受講者は、講師の話だけで全体を理解するのは難しいものです。
だからこそスライドは、講習の全体像を示す地図として機能させる必要があります。
・今どこを話しているのか
・次に何が出てくるのか
・今日のゴールは何か
これが一目で分かるスライドは、受講者の迷いを減らします。
2.1枚=1メッセージが基本
情報を詰め込みすぎたスライドは、受講者の理解を止めます。
伝わる講習のスライドは1枚に1つの要点だけを載せます。
・文字が多い → 読むだけで疲れる
・要点が複数 → 何が大事か分からない
・図がない → イメージできない
1枚1メッセージにするだけで、理解度は一気に上がります。
3.結論→理由→事例の順番をスライドに反映する
前回までのテーマでも触れた通り、受講者は順番が整うと理解しやすいです。
この順番は、スライドにもそのまま反映させます。
① 結論(まず何を覚えるか)
② 理由(なぜ必要か)
③ 事例(現場でどう使うか)
スライドの並びがこの順番になっているだけで、講習の流れが伝わります。
4.スライドは「話すため」ではなく「理解させるため」に作る
講師が安心するためのスライドになってしまうと、受講者には伝わりません。
スライドは受講者の理解を助ける道具として作るべきです。
・受講者がつまずきやすいポイントが図で示されているか
・専門用語が日常言語に置き換えられているか
・現場の具体例が入っているか
受講者目線のスライドほど、行動変容につながります。
5.ものづくり安全衛生オフィスの伝わるスライド設計
ものづくり安全衛生オフィスでは、講習の目的と全体像を明確にしたうえで、
1枚1メッセージ・結論→理由→事例の順でスライドを設計しています。
少人数の出張講習にも柔軟に対応します。
6.スライドを整えると講師の伝える力も伸びる
スライドが整理されると、講師も落ち着いて講習を進められます。
そして受講者の反応に合わせて引き出しを変える余裕が生まれます。
伝わる講習はスライド作りから始まります。

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