「職長って何をする人なの?」
初めてこの言葉を聞く人にとっては、少しイメージしづらいかもしれません。
実は、職長とは「班のまとめ役」のような存在です。
作業が安全に進むよう、周りを見守り、声をかけ、みんなの行動を整える役割があります。
1.職長とは「現場の小さなリーダー」
身近な例でいえば、学校の「班長」や「委員長」に近い存在です。
・今日何をするのか
・どう進めると安全なのか
・困っている人はいないか
・危ない行動をしている人はいないか
こうした確認をすることで、みんなが安全に作業できるようにします。
2.なぜ職長教育が必要なのか?
職長教育が必要なのは、現場には「作業をする人」だけでなく「守る人」が必要だからです。
作業する人は、どうしても目の前の作業に集中します。
そのため、周りの危険や作業手順の乱れに気づきにくくなります。
そこで必要なのが、全体を見渡せる「職長」の存在です。
3.職長が担う「4つの大事な役割」
職長教育では、危険を防ぐために次の4つの視点を学びます。
① 危険を見つける目を持つ
どこが危ないのかを、作業前に予測する力。
② 作業の進め方を整える
バラバラの動きをそろえ、事故が起きにくい流れを作る役割。
③ 周りに声をかける
危ない動きをしている人に「少し待とう」「その持ち方は変えよう」と伝えられること。
④ チーム全体を見守る
誰かが無理していないか、焦っていないか、周りの状況を見続ける力。
4.講師として現場で感じる「職長不在の危険」
私が講習で多く見てきたのは、次のような場面です。
① 作業手順が人によって違う
全員が自己流で動いてしまい、事故の火種になる。
② 危ない場面で誰も声をかけない
「言いづらいから」とそのまま進めてしまう。
③ 忙しいときほど確認が減る
焦ると、誰も全体を見られなくなる。
こうしたときに必要なのが、全体を整える「職長」の力です。
5.職長教育は「事故を防ぐチーム作り」の一歩
職長教育は「専門的な資格を取るため」だけの講習ではありません。
現場で働く人たちが安全に帰ってこれるチームをつくるための、 最初の一歩となる学びです。
ものづくり安全衛生オフィスでは、
現場の実例に合わせた職長教育を行い、
その現場に必要な「声かけ・確認・段取り」の考え方をサポートしています。
少人数の出張講習にも柔軟に対応します。

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