でもその問いは、その場で思いついた
質問ではありません。
伝わる講師は、問いを作る前に必ず立ち止まって
確認している視点があります。
ここでは、講師が実際に問いを設計するときに
必ず確認している3つの視点をお伝えします。
① この問いで「誰の行動」が変わるのか
まず最初に確認するのは、この問いで
誰の行動が変わるのか、です。
講師が納得する問いか、
法令的に正しい問いか、
ではありません。
受講者が、明日から何を意識して
作業するようになるのか。
そこまで具体的にイメージできない問いは、
使いません。
② 正解を探す問いになっていないか
次に確認するのは、
正解を当てにいく問いになっていないか、です。
正解がある問いは考える時間を
止めてしまいます。
「何が正しいか」ではなく、
「自分の現場ではどうか」
と考えられる問い。
この違いが沈黙を意味のある時間に変えます。
③ 受講者が自分の言葉で話せるか
最後に確認するのは受講者が
自分の言葉で話せる問いかどうかです。
専門用語が必要な問いは、
入り口としては使いません。
自分の作業、
自分の経験、
自分の現場。
それを
そのまま言葉にできる問いは、
発言のハードルを大きく下げてくれます。
問いは講師が話すための道具ではありません。
受講者が考え始めるためのきっかけです。
だからこそ、問いは事前に準備されている必要があります。
問いを変えるだけで、講習の空気は変わります。
沈黙は失敗ではありません。
考えが>動き出す前の大切な時間です。

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