安全教育中の受講者の「心理」

講習が始まったその瞬間、

受講者の中では 、
すでに、ある判断が始まっています。


「この講習は自分に関係あるのか」


「ただ聞くだけの 時間なのか」

この判断は、開始数分で決まります。

冒頭で起きている受講者の心理

多くの安全教育は、いきなり説明から始まります。

法律。
制度。
決まりごと。

もちろん、必要な内容です。

ただその時点で、受講者の主語は
まだ「自分」ではありません。


「会社に言われたから来た」


「とりあえず、時間が終わればいい」

そうした 受け身の状態で、講習が進みます。

冒頭ディスカッションで起きる切り替え

冒頭でディスカッションを入れると、

最初に変わるのは、「主語」です。

講師でも、
テキストでもなく、

受講者自身が、「主語」になります。


「自分は、どんな作業をしているか」


「その作業で 、何が危ないか」

これを、自分の言葉で話す。

この瞬間、講習は 「自分の話」に切り替わります。

なぜ座学の前が一番効くのか

ディスカッションは、途中でも、後半でも
どこでも入れられます。

それでも、一番効くのは冒頭です。

理由はとてもシンプル。

最初に自分の作業を、言語化していると、

その後の説明を自然に、
自分の作業に結びつけられるからです。


「さっき自分が話した、あの作業の話だ」


「これは、自分に関係ある」

そうやって、座学が自分ごとになります。

講師がやっているのは「説明」ではない

このとき、講師がしていることは、

話すことではありません。

場を、設計しているだけです。

受講者が考え、

話し、

自分の作業を、自分の言葉で整理する。

その土台を最初につくる。

だからこそ、その後の講習が
伝わりやすくなります。

冒頭ディスカッションは「準備」ではなく「本編」

冒頭のディスカッションは、

ウォーミングアップではありません。

雑談でもありません。

講習の一番重要な、入口です。

ここで、主語を受講者に切り替えられるか。

それが、その後のすべてを左右します。

だからこそ、冒頭ディスカッションは一番効くのです。

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