講習中、沈黙が起きると、
怖かった頃があります。
「誰も反応しない」
「伝わっていないのかも」
「このまま止まったらどうしよう」
そう思って、
つい講師が話し続けてしまう。
でも、ある時から、
沈黙を待つようにしました。
沈黙は失敗ではなかった
沈黙は、受講者が考え始めた合図でした。
それまで私は、
沈黙=失敗
だと思い込んでいました。
でも、
沈黙の最中、受講者の視線は、
こちらを外れていません。
メモを取る人もいます。
小さくうなずく人もいます。
話すのをやめた瞬間、場が動いた
私は答えを言うのをやめました。
沈黙を埋める説明もやめました。
その代わり、待ちました。
すると、ぽつりと誰かが話し始めます。
それに続いて、
別の人も話し始めます。
その瞬間、
場の空気が変わります。
沈黙を怖がらない講師が主役を手放す
講師が主役でい続ける限り、
受講者は動きません。
沈黙を受け入れることで、
主役は受講者に戻ります。
講師は話す人ではなく、
待つ人になります。
沈黙のあとに残るもの
沈黙のあとに出てくる言葉は、
受講者自身の言葉です。
だから、その後の座学説明も、
自分ごととして聞かれます。
沈黙を怖がらなくなった瞬間、
講習は確実に変わりました。

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