講師が受講者の「わかった合図」を見逃す瞬間

講習中、
受講者が静かだと、
不安になります。

反応が薄い。
質問も出ない。
表情も変わらない。

すると講師は、
つい話し続けます。

ここが、
最初の分岐点です。

合図は消えているのではない

実は、
合図は出ています。

・視線が止まる
・一瞬考え込む
・小さくうなずく
・隣と目を合わせる

これらはすべて、
「自分ごと化」の兆しです。

しかし講師が焦ると、
その瞬間を待てなくなります。

見逃す瞬間① 沈黙を怖がったとき

問いを投げたあと、
沈黙が流れる。

その沈黙は、
思考の時間かもしれません。

でも講師が怖くなると、
すぐ答えを補足してしまう。

その瞬間、
受講者の思考は止まります。

見逃す瞬間② スライドに戻ったとき

受講者の視線が
こちらに向いた瞬間。

そこで目を合わせず、
スライドを読み続ける。

この一手で、
合図は消えます。

「今つながりかけた」瞬間を、
講師が自ら閉じてしまうのです。

見逃す瞬間③ 正解を急いだとき

受講者が迷っている。
言葉を探している。

そのとき講師が
正解を先に出してしまう。

合図は、
育つ前に終わります。

合図を拾える講師の違い

合図を拾える講師は、
静けさを怖がりません。

視線を見ます。
呼吸を感じます。
間を待ちます。

そして、
こう問いを重ねます。

「今、何を考えましたか」

その一言で、
講習は動き出します。

伝わらないのは受講者のせいではない

合図は、
必ず出ています。

問題は、
それを拾えているかどうか。

講師が焦ると、
合図は見えなくなる。

講師が待てると、
合図は育つ。

伝わる講習は、
説明量では決まりません。

合図を拾えるかどうかで、
決まります。

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