電気トラブルが起きた瞬間、
人は「正しい行動」より、
「一番早そうな行動」を選びます。
焦って近づく。
反射的に触れる。
結果、
助けに行った人間まで感電する。
これは、
現場の判断ミスではありません。
そう判断させた
設計の問題です。
「注意しろ」
「落ち着け」
この言葉で、
人は止まりません。
人が止まれるかどうかは、
意識ではなく構造で決まります。
電源遮断の位置。
遮断までの手順。
使える道具。
思い出せる教育。
これらはすべて、
現場の裁量ではありません。
裁量権を持つ側が、
事前に決めてきた設計です。
事故は、
現場で起きます。
しかし、
責任は意思決定の上流にあります。
現場の人が
「一番早そうな行動」を選んだとき、
それは責められる判断でしょうか。
それとも、
焦らなければ正解に辿り着けない
構造そのものが問題でしょうか。
今の現場は、
「焦らなくても正解に辿り着ける設計」
になっているでしょうか。
一度、
点検してみてください。
現場を守るのは、
善意ではありません。
設計です。

コメントをお書きください