電気作業「いつも通り」が一番危ない 汗で変わる感電リスクの話

いつもやっている作業。
何度も経験してきた工程。

しかし、
今日の「汗」が、
条件を大きく変えていることに
気づいているでしょうか。


1.人体抵抗は一定ではありません

乾いた皮膚の人体抵抗は、
およそ4000Ωと言われています。

しかし、
汗で濡れた状態では、
抵抗値は1000Ω程度まで低下します。

抵抗が4分の1になるということは、
同じ電圧でも、
流れる電流は約4倍になるということです。

2.起きるのは「しびれ」だけではありません

電流が増えると、
筋肉が自分の意思とは関係なく硬直します。

その結果、
つかんだまま離せなくなる
「グリップ現象」が起きることがあります。

これは高圧特有の話ではありません。
低圧(100V)でも起こります。

3.「慣れた作業」ほど危険が潜む

慣れている作業ほど、
人は確認を省略します。


「いつも大丈夫だった」
「前も問題なかった」

しかし、
人の状態は毎日同じではありません。

汗。
体調。
作業時間。
環境。

条件が変われば、
危険度も変わります。

4.だから「基本」が最後の砦になる

通電前の確認。
電源遮断の確認。
絶縁用保護具の使用。

どれも新しい対策ではありません。
しかし、
慣れた作業ほど省かれやすい部分です。

基本を守るかどうかが、
その日の安全を分けます。

経験ではなく、
条件を見る。

それが、
電気作業における
本当の安全行動です。

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